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 (お断り、2020年4月22日記) このHPの世話人のやまちゃんです。このたび4Gのガラケーに買い換えまして、それで十分ネット検索もできるし、料金もカケホプランで2980円。月々NTTに6000円払うのが、年金生活者にはばからしく思いまして、NTTとの契約を解除しようと思っています。このHPは、皆さんからの知恵をいただいて出来上がったもので、共有財産のように思っています。さくらインターネットに年間1000円払えば継続できますので、しばらく、僕の百姓生活が続く間は残しておきたいと思っています。
ぼくあて、連絡くださるときは、yamachan415(アットマーク)ezweb.ne.jpか、080-5634-4790にお願いします。


(追記)「新しいお便りのページ」が、この1年あまり空白の状態で真っ白になっていたようです。転送設定が間違っていたためのようです。ご迷惑をおかけしました。無事復活しました。(2020年4月29日記)

2017年11/28 「やまちゃんから・訂正というか再考」
以前に書いたり、現代農業で紹介してもらったことの、反省というか訂正をどこかで書いておかねばなりません。

ひとつが、ドラム缶施肥装置での流し込み施肥です。
http://lib.ruralnet.or.jp/cgi-bin/ruraldetail.php?C01=%8ER%89%BA%90%B3%94%CD&LOGIC=1&INDEX=4&LIST=1&DETAIL=0&SORT=3&KID=201410_003&PAGE=0&HEAD=1&LIB=0&DMY=%82%A0&DB1=1&DB2=0&DB3=0&DB4=0&DB5=0&DB6=0&DB7=0&DB8=0&DB9=0&DB10=0
それを考案するに至るまでや、いろいろあるのですが、
はしょって、ごくごく簡単に言ってしまうと、
イネの一生に必要な肥料分にあたる鶏糞や米ぬかを、全部流し込み施肥でやってしまうと、
水口に、溶けきらない米ぬかや鶏糞がヘドロのようにたまってしまうのです。
水口付近のイネはひどいことになってしまいました。
1年だけだとまだそれほどでもというくらいですが、
2年3年繰り返すと、だんだんとんでもないことになっていきます。
 
こりゃあかんわと、去年からすっぱりやめました。
知り合いのじいさんから、ブロードキャスターを譲ってもらうことができたので、
冬の間や代かき前に鶏糞や米ぬかを元肥一発方式で施肥するように変えました。
昔のことを思えば、ブロードキャスターで鶏糞や米ぬかを散布して回るのは、楽ちん楽ちんです。
 
しかししかしです、今年もみすりをしながら、うーんと考え込んでいます。
ジャンボタニシが跋扈し始めて、除草剤を使ったよりきれいな田んぼでも、取れ目がいまいちなんです。
(反当り6俵ほど)
雑草に養分を取られるのでイネの出来が悪いんだと思っていたのに、
どうもそれだけじゃなさそうです。
 
動力散粉機で、ふうふう言いながら油粕のペレットを畔から追肥していた時の方が、
雑草が生えていても、収量があったような気がします。
「うーん、追肥か」
しかし、動散なんてとてもとても体が持ちません。
 
その時、現代農業に出ていた市原さんの記事を思い出しました。
http://www.ruralnet.or.jp/gn/201710/201710_f.htm
「田んぼの水口から鶏糞ラクラク流し込み 市原忠士」
 
鶏糞を一袋か2袋、水口から流し込んで追肥されているようです。
 
そうか、全部流し込もうと思うから、話がおかしくなるので、
窒素成分にして1キロくらいでも、ドラム缶流し込み施肥機を使ってみよう、
そんな気持ちになっています。
 


2017年8/3 塚本さんから「2017年の除草結果」
@春起こしの田んぼ

春起こしした田んぼの除草結果です。

 

 堆肥散布後に、春起こしをしました。

 スズメノカタビラを大量にすき込み、田植え後なかなか稲の色が出ませんでした。

 

 丸山製作所の水田カルチを10日間隔で2回掛けました。スロットルは、全開の2312くらいでした。

 

 56アール/時間というカタログの能率の1314というゆっくりのスピードで

進んだところ、爪付きローターが回転して水と泥が渦を巻き、その渦に株間の水と泥が吸い込まれ、

まだ根を張っていない草が吸い込まれるということが起こりました。

 条間に特化した除草機ですが、ゆっくり進むことで株間の草もかなり取れました。

 

 トロトロ層はできていませんでした。

 クログワイは少しありますが、極めて少ない田んぼでした。


A冬季湛水水田

 冬期湛水後に田植えをして除草機を一回だけ掛けました。

 

 丸山製作所の水田カルチを、スロットルを全開の1/2~2/3くらいで、

 5~6アール/時間くらいのゆっくりの速さで進みました。

 

 株間の草が回転するローターに吸い込まれていき除草できました。

 

 ヒエとコナギが多い田です。クログワイはなしです。

 

 冬期湛水をしてトロトロ層が少しできていると除草機の効果が高いです。

 

 品種はコシヒカリです。

B7月3日田植えの田んぼ

冬期湛水後にドライブハローで代かきを3回して、73日に田植えをしました。

 水田カルチ他の除草機は入れていません。

 品種はハツシモ岐阜SL

 

 代かきは田んぼの草が生えてきてから、PTO1速、車速0.8km/時です。

 深水ではなくドライブハローの通った後がわかるくらいの通常の水深です。

 浮いた草が風下に寄った場合はレーキですくい上げましたが、水戸の板を外し

 浮いた草を流し出すことは一切していません。

 

 草が生え揃うのを待ってから、トロトロ層がある状態で、ゆっくりの代かきしたことで効果があったと思います。

 

 クログワイの多い湿田ですが、クログワイが大きくなってからすき込むことでクログワイの抑草効果があると感じます。

 残ったクログワイは、遅くまで水張をしているのでカルガモが毎日来ていて、カルガモの餌になってなくなったのではと思います。

 

 クログワイに関しては、田をできるだけ乾燥させることとこの方法を組み合わせていきたいと思います。

 

 代かきのスピードを落とす方法は、以前から実践していらっしゃる方が何人もおられる様子で、

私の独創ではありませんが、自分でやってみて効果があったので報告しました。

 

 これで皆さんと同じく、私の「除草剤を使わない稲つくり」のお便りを止めようかなと思います。

 とても得ることの多かったメール仲間でした。お便りをお寄せいただいた皆様に心から感謝しております。

  

 このHPのお便りを読み返すと、今になって気づくことがたくさんあります。

今後数年間は、このホームページがネット上に残っていることを願っています。


2016年7/18  塚本さんから「冬季湛水後無施肥の田んぼ」

写真の田は、昨年一年休耕してヒエだらけだったのを、苦労して荒起こしして冬季湛水しました。

春に2回代掻きして田植えをしました。慣行栽培です。

 

無施肥でこの出来で、初めての経験でした。

冬期にカモ類が夜訪れ、糞をしたためでは?

ある夜に車のライトで照らしたら100羽ほどのカモがいました。

 

私が荒起こしから植代かきまでを請け負った田で、

耕作者は別にいらっしゃいます。

 

おわりです。


7/17 塚本さんから「平成28年の草抑え」

25aの田んぼで特栽1型を実施。コシヒカリです。

写真のように、コナギが少ないところとびっしり生えたところに分かれました。

 


 

 春草がびっしり生えて伸びているところを荒起こししました。

 三日後にドライブハローで植代かきをしました。

 5日後に田植えしました。

 

 植えた苗は2週間たっても黄色いままで、一か月たって黄緑色でした。

 ボカシ肥料をやっても気持ち色が出るくらいで、

ボカシ肥400?、発酵鶏糞240sを背負いの動噴で数日かけて追肥したら寝込んでしまいました。

しかし稲の出来はさっぱり良くなりませんでした。

 春草をたくさんすき込んで、早く田植えをしたので良くなかったような気がします。

 

 草が少なかったところは、トラクターで他よりも多く代掻きに通ったところで、

田んぼが深くなっており、土が良くこなれていました。

 草が多かったところは、代掻きで2回だけ通ったっところで起こし方も浅かったです。

 

 クログワイとイボクサは拾って歩きました。

 

 今年は散々でした。

 



1/23 塚本さんから「床土のPHについて(2)」

山下様

 

 お送りいただいたHPのうち一つは見ていました。

 

 土壌肥料の分野の方から書くと、土壌のPHによって養分の溶出の仕方が変化して、

作物がある養分を利用できたりできなかったりする影響が出るというものですね?

読んでいましたが、書くと長くなるので止めました。

 

 私が考えたのは、植物の細胞の生理の面からでした。

 この辺りは、ネットで調べましたがよくわかっていないところもあるそうです。

 

 いろいろ教えて頂いてありがとうございました。

 まだまだ知らないことがいっぱいあるんだと思い知らされました。

 

 

話変わりまして次の稲の床土作成案です。

1.食酢を100倍に薄めてもpH4.0だったので、食酢の300倍液を水代わりに入れてボカシを作る。

発生したアンモニアが中和されて土のpHはあまり上がらないような気がします。

 

2.草刈りした後の草を集めて山にして放置してあります。

一年ほどしてぼろぼろの堆肥になったら、土ボカシの材料に使えばpHが低めの土ボカシができるかも。

  元ネタは、ピートモスを混ぜて床土のpHを下げている例があるので、参考にしました。

  使う土が赤土の人は成功率が高い気がしています。赤土のpHが低いからかもしれません。

 

結果が出たらお知らせします。終わり。


1/22 やまちゃんから「塚本さんへ」

ありがとう。
アバウトな僕の頭脳では、塚本さん程度の説明で十分です。
なにせ、野菜を作るときに、どんな野菜でも鶏糞か米ぬかを入れてれば間違いないだろうと、
石灰(牡蠣殻粉末の有機石灰)は、ほとんど使っていません。
 
植物の育に最適PHがあるのはどうしてあるのかという根源的な質問には答えられません。
この疑問には興味があったので、ネットで調べてみました。
下記のページが、野菜についてですが、面白そうに思われました。
http://www12.plala.or.jp/green_up/h078.html
 簡単に一言でいうと、
“pHが中性以上になると微量要素が効かなくなり酵素が作用しなくなる。その為に植物代謝が行われなくなるからです”
 という事になります。このページではその裏付けなどを含めて解説して見たいと思います。
だそうです。
 
ついでに「イネ 酸性 なぜ」で検索してみました。
下記のページが、興味ありました。
http://blog.new-agriculture.com/blog/2008/04/544.html
 
1/22 塚本さんから「床土のPH」

山下さん同様に文科系人間の私には、化学のことは難解で正解を出すことはできません。

私も、最適PHと植物の関係についてどなたかに教えて頂きたいと思っていました。

 

 わかるだけのことを書いておきます。

 

 PH7が中性ですが、野菜でも最適PHはph6.0〜6.5前後ですので弱酸性の中で育っていることになります。

 PH7でも育つ野菜があるので、野菜は中性で育つなんて言われるのかもしれません。

 石灰を撒いて土壌を中和してから作付という表現がされるので、PH7で育てていると思いこんでいるのかもしれません。

 

 本田の稲の最適PHは5.5〜6.5、育苗期間はPH4.8〜5.3ということです。

 野菜より稲はより酸性側に最適PHがありますということで、

野菜は中性の土で育ち、イネは弱酸性で育つというのは正確な表現ではないと思います。

最適PHの値をしっかり見ないで話をしている場合が多いので混乱が続いているのでしょう。

 

 

 植物の育に最適PHがあるのはどうしてあるのかという根源的な質問には答えられません。

 

 思うところだけ書いておくと、

 

 人間の皮膚も、強い酸に触れるとやけどをします。強いアルカリに触れると

皮膚(たんぱく質)は溶けてしまいます。

 植物の根の表面の細胞や細胞が正常に働くためには、最適な水素イオン濃度があるということなのでしょうか。

 

 理由は分かりませんが、最適なPHを外れると、作物は育たないというのは事実起こっているので、

それに従うしかありません。

 

 プール育苗について、

 

 今年初めてプール育苗をするので、憶測しか書けませんが、

 水の中ではカビが生えないので有機質肥料を入れた床土でも稲が生育すると聞いています。

私は、PH5.5位の水の中に浸けられると、最適なphの中にいることになり

生育が安定するのかなと思っていますが、実際にやって確かめたいと思います。

 

 メール仲間が少ないとこのようなときには不便です。

お粗末でした。


1/21 やまちゃんから「床土について」
床土について、初歩的な質問なんですが、
イネの床土の場合は、酸性気味のほうがいいというのは、なぜですか?
たぶん、発芽はPHが7くらいでも、大丈夫のような気がするんです。
ある程度酸性気味でないと、病気が出やすいからでしょうか?
それらの病気は、たとえばプール育苗にすると、解消されるものなんでしょうか?

野菜の場合は、たぶん、どちらかというと中性のほうが問題ないですね。

1/19 塚本さんから「床土について悲しいお知らせ」

 PHが5.5〜5.0位の育苗床土を作ろうと試みました。

 

 配合割合は今まで通りで、

 土6:米糠4:もみがら4です。

 

 今までと違うところは、

 水の代わりに300倍〜100倍の糖蜜希釈液を使いました。

糖蜜が酸に変わりPHが下がるかもしれないと考えました。

 

結果は、水だけならPH6.0くらいになったのが

糖蜜希釈液を使ったらPH7.0の床土ができてしまいました。

EM菌は使いませんでした。

 

 EM農法の方の例では、EMボカシ(酸性)と赤土(酸性)、糖蜜とEM希釈液を

混ぜて、好気的に発酵させて、その後の2〜3回の切り返しの度に糖蜜とEM希釈液を

混ぜて、プール育苗なしで問題はないということでしたので参考にしました。

 

糖蜜希釈液の中にEM菌が入っていたので酸性になったのかな????

 

今回は粉末硫黄を使ってPHを下げることにします。残念でした。

1/14 やまちゃんから「綾部の井上さんが電話くれました」
新年会のお礼を兼ねて、わが直売所に置いているパンフレットを、井上さんに郵便で送りました。
3種類。「野菜料理の一口メモ(冬編)」「雑草を目の敵にしないイネつくり」「流し込み施肥(現代農業の記事のコピー)」
最後の米ぬか流し込みを、やってみたいと言われます。
井上さんは、気が進まないけど、消費者に頼まれて、除草剤を使わない田んぼを6反ほどやってるらしい。
米ぬかを畔から飛ばしたり、泥田の中に入って米ぬかを振りまいたり、さんざん苦労している風です。
気が進まないのにやってるから、どうもさんざんらしい。見えるようでした(笑)
ドラム缶で流し込む方式ならやれそうかな、どうだろうというものでした。
僕は、正直に答えました。「思ったほど効果が出ませんでした。」
畑さんが指摘してくれたように、代かき前にやったほうが面白いかもしれないとも。
何やかやと話してるうちに、井上さんはトラクターの後ろにつけて粉状の肥料をまく装置を持っていて、
それを使うなら、代かき前に反当り300キロでも400キロでも、
米ぬかをまいて回るのは朝飯前ということになりました。
「あんまりめちゃくちゃ入れるのはやめといたほうがいいよ思うよ」と僕が言ったら、
「なーんの、1枚くらい米ぬか当たりしても、もう一枚あるから大丈夫」と、井上さんは笑います。
今年の夏か秋、もしうまくいってたら、連絡くれることでしょう。
また、今年の新年会がなかなか悪くなかったから、来年もやろうかという話になってるから、
どんなふうになったか、聞けるはずです。
今年のテーマは、「代かき前に入れた米ぬかによるトロトロ層や如何?」になりそうです。

2018年1/8 やまちゃんから「京都の綾部で百姓の新年会がありました」
最近出不精気味の僕ですが、外の風を吸うようにつとめないと、
小難しい、煙たがれるばっかりの年寄りになってしまうぞ、
そんな心配をひそかにしたりしていて、思い切って行ってきました。

いっぱいいっぱい新鮮な楽しみや情報をもらってきたのですが、その中でふたつ。
一つは、胴元の綾部の井上さんのお米を朝ごはんに食べていて、
(ぼく)「うん、井上さん、今年のお米はうまいなあ。粒粒感があって、ぷりぷりしてる」
(井上さん)「去年の9月から、砕米取り器を入れたんです。自分もそれからコメがうまくなったような気がする」
(中井さん)「私、給食の仕事をしてたんですが、ご飯を炊くときの対流はとても大きいのよね。
砕け米が多いと、それが水に溶けだして、ねばねばは多くなるんだけど、炊かれているコメの対流が少なくなってしまいます。
大釜で炊き込みご飯を炊くときは、具材をドーナツ状に並べて、真ん中はあけるようにしています。
それは、具材でふたをしてしまうと、対流が妨げられるからなんです。」

ちなみに、井上さんが使っている「砕米取り器」は,細川製作所の「白米選別機」

二つ目、三木市の畑さんとの会話。
ぼくが、田植え翌日に米ぬか汁を流し込んだけど、思ったほどの効果がなかったなあというと、
「代かき前に入れたほうが効果があると思いますよ」と言います。
そのほうが、トロトロ層を作ると思う。機械的にハローで撹拌するよりも、
生物的に作られたトロトロ層のほうが、、、、と言われます。

言われてみれば、なるほどです。
まっすぐ植えることを心がけるあまり、落水して田植えするもんだから、
田植えを終わった時には、土は居ついた状態になっていて、締まってるんです。
除草機を入れるころには、あれー?というくらい表面が固くなっています。

今年は、代かき前に米ぬか汁を反当り80キロくらい流し込んでみようと思っています。

12/31 塚本さんより「硫黄混合時の水分について」

千田様

 

 ボカシを積み込むときの水分の感覚で混ぜています。

 水を加えて材料を握って手を開いたとき、材料の塊を揺すって砕けるか、

少しさわってぱらっとほどける感じです。

 今まで何度か硫黄を使ってきましたが、硫黄で水分が取られる感じはしませんでした。

 

 水を加えると表現すると水分過剰になりがちです。

湿気を加えると表現した方がいいのではと思います。

ボカシの中に水が多いとその分、空気が少なくなるということになります。

腐敗のきっかけになります。

 

 硫黄を混合するときに加える水(湿気)で、播種時の床土の取り扱いが楽になります。

その点も考慮しています。水分過剰より少なめに水を加えています。

ボカシの中で水分がむらでも、土ボカシを篩ってフレコンに入れておくと、

その過程でまた混ざるのであまり神経質に混合していません。

また、その体力もありません。

 

    塚本


12/30 千田さんから「RE切り返し」

塚本さんへ        

 ありがとうございます。

そうですよネエ。切り返しはキツイです…。

自分は、かなり以前からスコップは使いたくない道具になってしまいました。

(腕と腰がつらくて…。)

 今は、ジョレンを使って、何とかやっています。

 

 ところで、お尋ねしたいのですが、稲用の育苗床土作成において、

後半で硫黄粉末を混合するときの水分調整ですが、

どの程度にしたらいいのでしょうか…。例えば

   ・ボカシを作るときのように、いわゆる60%くらい

 or ・それより多く (○○のくらい)

 or ・それより少なく(□□のくらい)

について教えていただきたいと思います。

 

 硫黄粉末が水と反応して硫酸に変わるときに、土の水分を横取りしそうなイメージが個人的にあるもので…。

 

 お忙しいところ、申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

12/29 やまちゃんから「訂正と補足」
先日の横やりは、バタバタと書いたので、間違いがあります。
ちょっと丁寧に書き直してみます。
もみ殻は3〜4年くらい野積みしていて、半ば腐熟しているものを使っています。
量的には、その腐熟もみ殻を2〜3に対して、土が1、それで2〜3立米くらいの野菜の床土を作っています。
その時、米ぬかは二袋くらい使っています。
(土、もみ殻、米ぬかが同量というのは大間違いです)
この野菜の床土は、9センチ、10,5センチとか12センチのポットで使う土です。
3月初め頃になってあわてて仕込んで、4月にはもう使い始めています。

128穴とか72穴に使う土は、上記のポット用の土で、残ったのを再利用して、
そこへ、また同量程度の腐熟もみ殻を足して、ピートモスも例の圧縮してある90リットルくらいの大袋も足して、
やっぱり米ぬかを2袋くらい、ピートモスが入ったので、ちょっと中和した気分が働いて、
牡蠣殻石灰を一袋くらいふりかけて、撹拌しています。
最後にモーター式の土ふるい器でふるっています。
量的には一度に1立米くらい作って、3〜4年以上使っています。

以上、最初に書いた内容と全く違っていました。
これも、おぼろげな記憶を呼び起こして書いているので、
だいたいです。
いつも、かくのごとく、だいたいアバウトにやっていて、野菜の場合は問題ないようです。

切り返しは、僕の場合は鋤簾でやっています。
角スコや剣スコですくって持ち上げるより、
鋤簾で引っ張りながら混ぜていくほうが体力的に楽だと、ぼくは思っています。

12/28 塚本さんから「土ボカシ、堆肥の切り返し」

山下様

 

 1立米を越える材料の撹拌は大変です。

 私は、材料を薄く広げて重ねていきます。一度撹拌して水を加えて再度撹拌します。

 それから山にしています。材料はむら混ざりのままです。

何度か切り返すうちに混ざるだろうということでやっています。

 

土ばかりでは重いですが、籾殻などを混ぜて軽くしているので何とかなっています。

籾殻堆肥は8立米以上になります。一度で切り返す体力はないので二日がかりです。

フォークリフトやトラクターのバケットで切り返せる人は問題ないと思いますが、

私はちんたら手でやっています。大量の籾殻堆肥の切り返しはスコップは先の尖った剣

スコップ?を使います。角のスコップより体が楽です。

 

 水分調整を適正にして発酵させきることが大切で、材料の混ざり具合はだいたいでということにしています。

 

 山下さんの材料の割合だと、出来上がりの土ボカシのPHは6くらいかなと思います。

 野菜にはいいです。稲の育苗には、肥料の量はちょうどいいくらいでしょうが、PHは少し高めだと思います。

 

 いまPH5.5位の育苗培土を試作中です。来月の半ばには結果が出ると思うのでお知らせします。

 

 塚本


12/23 やまちゃんから「横やりです」
修正点は、水を100〜150リットル、季節によって微妙に変えるということかな?
冬場は、少し少なめにとか、、、

さて、土と米ぬかともみ殻、水を混ぜるときですが、
これだけの量になると、かなり大きな山になりますね。
僕は、イネの床土はみのるの出来合いの床土を買ってごまかしているのですが、
野菜のポットの土は、自作しています。
一気にひとつの山で混ぜようとして汗だくだくになったことがあります。
最近は、六つくらいの小山に、おおよそ同量ずつの土、米ぬか、もみ殻を小分けして、
小山ごとに撹拌してから、大山にするようにしています。
それで、ずいぶん楽になりました。
横やりでした

12/23 塚本さんから「土ぼかしの作り方、修正します」

千田様

 この前お送りした土ボカシの作り方通りにしてみたら、水分が多くて61度まで温度が上がるまでに数日を要しましたので修正します。 

 育苗用の土ボカシは、

 土600?、米糠400?、籾殻400?。

 水は100〜150?で季節によって量は調整してください。

 今回やってみたら、スタートに湯たんぽが必要で、覆いをしないと温度が上がりませんでした。

 その様なことで、訂正します。

 おそらく3回切り返せば出来上がると思いますが、

 3回目に硫黄を混ぜれば時間の短縮になると思いますが、したことはありません。

 

 今、稲育苗用の土ボカシを試作中ですので結果が出たらお知らせします。

 

       塚本。



12/18 塚本さんから「千田さんへ」
千田様

 育苗の床土作成の件、メールでお届けします。
 今後、このメールも含めて千田さんと私のメールを山下さんのHPに掲載したいと思うのですがいかがでしょうか?
 お返事の方をお願い致します。

私の床土作成
1.    土600?、米糠400?、籾殻400?、水150リットルを一度混ぜて山にする。
覆いができればする。
翌日か翌々日には60〜64度くらいにはなるはずです。

2.    一週間ごとに切り返し。乾燥するので、水は100〜150?追加。
切り返しても40度以上に温度が上がらなくなるまで繰り返す。
3,4回切り返せば温度は上がらなくなるはずです。

3.    PHを測って有機JAS適合の硫黄を混ぜる。
乾燥していたら水100〜150?を混ぜる。
山にして積んでおく。覆いをできればして保温。

4.    二週間、一か月くらいでphを測ってみる。

よくあるトラブルの例、または私の失敗の経験
○有機質肥料を嫌気性発酵ボカシ、好気性発酵ボカシにした後、土に混ぜたら土が固まる。
考えられる原因
 土とボカシが混ぜられたことでカビや細菌が活動した。

対策
 土とボカシを混ぜて水分も加えて山にして保温する。
 一週間くらいで土を切り返して再び水分調整をして山にして保温する。
 山にしても土が固まらなくなるまで繰り返す。
 土が固まらなくなったらPHを測ってPH調整。
 これで播種して生育がおもわしくない場合はプール育苗にしてみる。
 プール育苗の準備はしておいた方が安心と思います。

○わたしは、今年考えたことやったことと、来年は別のことをやっているのが現状です。
 今回はここまでです。  

12/15 神奈川の千田さんから「福井の塚本さんに連絡を取りたいのですが」

 神奈川で、いわゆる有機でお米、野菜、お茶を作っている小規模百姓です。

 早速ですが、塚本さんに連絡をとりたいと思っています。

要件は、稲の育苗に使用する硫黄華についてです。

春に試みましたが、失敗をしました。何とか、原因を探りたいと考えています。

 

お手数をおかけしますが、塚本さんの連絡先(メールアドレス or 電話番号)を教えていただけませんでしょうか…。   あるいは、塚本さんから千田宛に連絡をいただくようにできませんでしょうか…。

 

何とかよろしくお願いしたいと思っています。お手数をおかけして、大変申し訳ありません。

 

神奈川県南足柄市  千田(ちだ)正弘 


10/5 塚本さんから「平成27年秋の報告2 やはり追肥は必要」

山下様

 

 下は、2つの田んぼの比較です。

 

除草剤の使用有無

元肥

土質

反当りの収量

なし

堆肥500?

粘土

6.5俵

初期除草剤一回

堆肥500?

砂が多い

6.0俵

 

 初期除草剤を使用し田の一株当たりの茎数は、17本。坪50株植えでした。

 茎数はこれくらいでいいのですが、茎が細く、穂が小さい感じでした。

 コンバインで切り落とした藁を見ると直播の田んぼの藁と似ていて、

 藁はあるが収量はそれ程でもなく、秋落ちの稲という感じです。

 粘土質の田は肥効が長くなるので中間追肥した効果があったのではと思います。穂が大きかった。

 

 堆肥なら元肥一発でいけるかなと思いましたが表以外の別の田んぼですが、一部いもち病にかかりました。

 元肥を少なくして、中間の追肥が必要と思いました。

 有機質肥料の追肥はどうすればいいのか思案することになりました。

 

 初期除草剤を使った稲より除草剤なしの稲の方が収量が多いので、草抑えはできていたと思っています。

 

おわり



9/29 やまちゃんから
  
塚本さんが、秋の報告を送ってくれていたのですが、パソコンがダウンしていて、アップが遅れました。
スミマセン。
どうも、ハードディスクが壊れたみたいで、オペレーティングシステムノットファウンドのメッセージが出て、パソコンが動かなくなりました。
さいわい、近所の人に見てもらって、裏蓋を開けて、これと同じハードディスクを買ってきなさいと言われ、6000円ほどで購入。
リカバリーをかけたら、無事動くようになりました。
HPの接続設定も消えていたので、今まで手間取りました。
データのバックアップは、だいたいとってありましたので、助かりました。

9/19 塚本さんから「平成27年秋の報告」

山下様

 いつものように公開のお便りです。

 無農薬の田んぼの収量は、一枚が4俵、もう一枚が6.5俵(いずれも一反あたり)でした。

 いずれも穂数は多く見えましたが、見かけより収量は少なかったです。

 一株の植え込み本数を増やしたら茎数は増えたのですが、出穂前から肥料切れの感じでした。

 世話人の流し込みの追肥作業には関心がなかったのですが、今は、追肥が必要だったかと思っています。

 一株の植え付け本数を増やしたら草に負けにくくなったと思いますが、

 肥料が多いと倒伏するのではと心配してしまいます。

 植え付け本数と肥料の量をどうしたらいいか悩みます。

 

草抑えの方法について

 世話人と同じく、株間の草取りは捨てて、条間の草抑えだけに専念しています。

 

 丸山の水田カルチ(大竹さんのも同じか?)を田植え後約一週間おきに2回かけました。

 刈り取りしながら草の生え方を見ていたら、

 株間に草は生えているが、同じくらいに条間にも草が生えているのが見えました。

 3回目の水田カルチかけが必要かもしれないと思っています。

 

 株間はカルチが通っていないのに草が少ないのは、イネの根が先に張ったのと、

 光の環境が悪い(日陰)からではと想像しています。

 

 欠株のところはコナギ、イヌホタルイがたくさん生えていました。

 草抑えのために補植は必要と思いましたが、できるかどうか。

 補植がいらないというポット田植え機は有利かもしれないです。

 出費を考えると買う気はしませんが。

 

 まとまらない話でした。終わりです。

8/29  やまちゃんから「よもやま話」
かなり前のことになりますが、島根の島根俊郎さんが、
「同じコシヒカリといっても、各県の育種担当者が、これぞコシヒカリの原種に近いものだろうという株を選抜しながら、
各県のコシヒカリの種もみを選抜してきました。
長年立ってきて、県ごとに違いが出てきているはずだと、
各県から種もみを取り寄せてつくてみたら、案の定草姿も食味も各県ごとにばらつきがあった」
というようなことを書かれていたことを覚えておられますか?
内々に「兵庫県はどうでしょうか?」と、人づてに尋ねてみたら、あまりいいほうではないようでした。
そこで、一念発起、福島の会津の方にお願いして、福島のコシヒカリの種もみを送ってもらい、
今年のわが田んぼでは、福島のコシヒカリを作っています。
草丈、草姿、出穂日など、今のところ、兵庫のコシヒカリとほとんど変わりありません。
8月6日ころが出穂日で、たぶん9月中旬に稲刈り、
あと2週間余りとなりました。
今のところ、去年のように涙がちょちょぎれるようなことは無かろうと思っています。
あとは、食べてみて、さあどうかが楽しみです。

もう一つ、別な話題です。
携帯用カイロを使って、ドラム缶などで「脱酸素貯蔵」をしていると話を何度か書いたことがありますが、
ドラム缶や穀物タンクは、微妙な隙間があるのか、4〜5か月くらいで、カイロが固くなって寿命が終わってしまいます。
ただ、無酸素状態になるので、米につく虫は死滅してしまいます。
そんな話などを、隣町の若き百姓の友人に話していたら、
その友人が、ネットで調べて、「圧縮布団袋」でも脱酸素貯蔵できるようだと教えてくれました。
80センチ×60センチの、210円ほどの袋を教えてもらって、試しにやってみたら、ばっちりです。
30キロの米袋ごと圧縮布団袋に入れることが出来て、携帯用カイロは1ケだけで十分です。
ネルパックという商品を試しに使ってみたこともありますが、
紙の米袋から、ネルパックの袋に入れ替えるのが大ごとで、こんなことやっとられんと1年であきらめたのですが、
圧縮布団袋なら、米袋のままいけるので、今年の米からは(作業は来年の春)この方式で確定です。
丁寧に扱えば、再利用もききそうです。


8/17 大西さんから「竹箒除草機」

ご無沙汰しております、大西@愛媛です。

 

昨年ヒエを大発生させまして、今年は手取り除草やむなしとの判断をしていましたが、

竹箒除草機の記事を見つけまして、方針変更しました

田植え後6日目に縦と横に引っ張りました。(1時間/反)

その後、週1回ペースで計5回引っ張りました。

 

現在の評価としては、

ヒエ・コナギの本数は、昨年の半分以下になっています。

稲の分げつは、久しぶりに20本超です。

2年目以降の変化を楽しみにしています。


8/15 塚本さんから「代かきの方法について」

 ドライブハローを使った除草について

 

 ドライブハローをPTO1速で車速1キロ/時台(2キロ/時まで)の

スピードで走らせ作業をしたところかなり水田の草を浮かせることができ、

その後の再生も遅らせることができました。

 

 2回代掻き法という言葉がありますが、2回代掻きすればいいというもんではないでしょう。ポイントは車速を落として代掻きすることではと思います。早く走らせていると土がこなれているように見えても、作業機の爪は飛ばし飛ばしで土にかかっていて土は細かく撹拌されていないのではと思います。

 土の上や中の草の発芽を確認してからゆっくりとドライブハローを掛けると、一回だけでも除草機を掛けたくらいの効果があるのではと思います。

 除草機を一回かけて効果があるのに、ドライブハローを一回かけてもさして効果がないというのは不思議で仕方なかったので考え続けていたらこのような仮説に至りました。

 

 ちょこちょこ「除草剤を使わない・・・」のHPをのぞいている方がいらっしゃるようですね。訪問者のカウントが増えています。

 



8/10 塚本さんから「平成27年除草結果写真」

今年の除草剤なしの田んぼの写真です。

 今まで除草剤を使用していた田んぼなのでそのつもりでご覧ください。

 

 

 私としては満足。来年以降もこれくらいならいいなと思います。

 

 自分なりのポイントとしては、一箱90〜100グラム撒きで、

一反に30枚ほどの苗箱を使いました。

 一株当たりの植え付け本数を増やして、初期の根の張りを良くして

地中で草の根に負けないように初期に根圏確保というつもりでやりました。

 

 うまくいったという気はしていますが、理屈の付け方は別にあるかもしれません。


8/9 やまちゃんから「鶏糞流し込みの迷案???」
今日、ヒノヒカリの田んぼ3枚に鶏糞を流し込み施肥しました。
たぶん出穂18日前くらいの穂肥で、5反6畝に対して 30袋の鶏糞でした。
田植え直後の米ぬか、田植え後30日過ぎの鶏糞に続き3回目の流し込みです。
水口周辺に米ぬかや鶏糞が堆積しがちで、葉色がひときわ濃くて、ちょっと心配な状態でした。
この水口周辺に米ぬかや鶏糞が堆積してしまうのは、何とかならんものかなあと、ずっと頭を悩ましていました。
そうじゃと思いだしたのが、昔々もう20年近く前に同じ姫路市内の夢前町の衣笠さんのアイデア。
「米ぬか除草するため、これから水路に米ぬかを流すから、みなさん田んぼに水を入れないでね」
というもの。
同じ水路沿いの田んぼを一括して米ぬか流し込みやったそうです。
「すごいことするなあ、びっくりするような発想やなあ」と、その時聞いてました。

今日のヒノヒカリの田んぼは、同じ水路沿いで、200メートルほどの間にあります。
水路に直接鶏糞を投入しようかと思ったのですが、溶けきらないで塊のまま流れて行って、田んぼに入ってしまう可能性もあります。
そこで、慎重に、例のドラム缶施肥器で溶かして、その液肥を水路に流し込んでみました。
たぶん、水口に流し込むより、かなり改善されたような気がします。
この方法がどの程度効果があるかは、来年もう一度やってみるとはっきりすると思います。
3枚一緒にやったので、時間は大幅に短縮されて、1時間半ほどで済みました。

6/29 やまちゃんから「今年の抑草」
さほどはかばかしい報告にもなりませんが、いちおう今年の抑草について書いてみます。
基本的ペースは、1週間ほど前から田んぼに水を入れて、しっかり湿らせてから代かきをしています。
代かきして、2日目に田植え、その翌日に米ぬかを反あたり約80キロ、ドラム缶流し込み器を使って流し込み。
乗用除草機「ティラガモ」を入れるのは、田植え後約1週間のち。
米ぬかの発酵による有機酸によるコナギやホタルイの抑草効果は、期待していたほどでもないなあ、というのが実感ですね。
たぶん、来年も性懲りもなく米ぬかの流し込みをやると思いますが、
お勧めですよ、というほどのものではないように思います。

ただ、振り返って思うに、塚本さんがトロトロ層について書いていましたが、
うちの場合、ティラガモを快適に運転したいがために、田植えするときに、落水しています。
(マーカーの線をくっきり出すために)
きっと、トロトロ層は、落水して田面を露出させてしまったら、駄目だなんだろうなと思いました。
田面を露出させてしまうと、泥が固くなってしまいます。

条間の雑草は、ティラガモによって、だいたい抑えることが出来ています。
しかし、株間というか、株元の雑草はしぶとく残っています。
ぼくの気持ちとしては、株元や株間に雑草があって、イネさえ元気に育ってくれて、
雑草との根っこ部分での生存競争に負けなければいいと思っています。
さあ、でき秋になってどうか、様子を見守りたいと思っています。

昨日、コシヒカリの出穂30日ほど前に当たりますが、反当り75キロ鶏糞を流し込みました。
米ぬかは、小米とういうか米ぬかのかすの部分が、水口周辺にだいぶ堆積してしまいますが、
鶏糞は、米ぬかほど堆積していません。
ドラム缶による流し込みも、米ぬかはあまりおすすめできるというほどものでないけど、
鶏糞の流し込みなら、まあまあおすすめできるんじゃないかなと思います。
やりかたは、ひたひた水状態で流し込みを始めて、最初の15〜20分くらいで2反分の鶏糞を投入して、
あとはたっぷりがぶがぶ水状態まで水を入れ続けました。

鶏糞は、出穂の10〜15日くらい前にも、もう一度同じくらいの量を流し込むつもりです。
への字というより、水平肥効曲線で、刈り秋には葉色がすっきりさめてくれていてほしいなという、そんな気持ちです。

6/22 千葉の高柳さんから

お久しぶりです。

 

千葉県おかげさま農場の高柳です。

覚えておられるでしょうか?

 

除草剤を使わない稲作りの隠れ会員でしたが、毎回読ませて戴きました。

何かとたいへんだったでしょうが、全国の無農薬稲作を試みる人たちにとっては

元気をもらえた企画だったと思います。

 

 当方は、体が持たぬと紙マルチ栽培になってしまいました。

お金がかかりますが、誰より喜んだのが連れ合いでした。

私達も年金受給年齢になり体力の下降を防ぐ努力の毎日です。

また誰か復活してくれると良いなあ、などと思っています。

 

 明日は民間稲作研究所の稲葉さんが来られます。いろいろと

ご指導をお願いしています。

 

 山下さんもお元気で頑張って下さい。

つまらぬことをずらずらと書いてしまいました。では。

  

     おかげさま農場・柳功


●やまちゃんから「稲田さんへ」
いろいろ、とても興味深いアドバイスでした。ありがとうございます。
ウェブサイトから半ば隠居しましたので、もうこれからは、あまり迷惑メールに悩まされることはなかろうと思っています。
ただ、時々パソコンをさわっていて、頭を抱えることがあります。その節はまたよろしくお願いします。

6/22  神戸の稲田さんから「REメールアドレスの変更について」

稲田です。

長い間、「HPの宅配便」ではお世話になりました。
山下さんも御自身の仕事や農作業に集中されるようになりましたでしょか。

> 毎日山のようにくるゴミメールに、とうとう音を上げて、変更することにしました。

迷惑メールでお困りのようですね。
山下さんのように、メールアドレスをかなりオープンにされて、ウェブサイトやML管
理などの活動を積極的にされている方は、どうしても迷惑メールに悩まされますね。
セキュリティソフトの中にも迷惑メール対策が可能なソフトやサービスがあると思い
ますが、メールソフト自体できちんと迷惑メール対策ができるソフトに乗り換えるの
が賢明だと思います。

山下さんは、「windows live mail」をお使いだと思います。MSの「windows live
 mail」にも迷惑メール対策機能がありますが、あまり高機能とは思えないですね。
迷惑メール対策機能として優秀と」言われているのは「ベイズ理論」です。
●ベイズ理論による「フィルター」と採用しているメールソフト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF
・メールソフト(POPS)
上記紹介ソフトの中でも、無料で使えて、ネット上で情報の多い、「thunderbird」
が使いやすいと思います。
私も、メールソフトは、初期から「thunderbird」一本です(その前は、
「thunderbird」の前身の「netscape」のメールソフトですけど)。
・セキュリティソフト
上記サイトに中にありますが、セキュリティソフトの中にも「ベイズ理論」採用して
いるソフトがいくつかあるので、セキュリティソフト自体を変更するのも方法です。
・webメール
webメールの中でも、「gmail」は迷惑メール対応が強いと言われています。
普通は、POPSではなく、webメールで使いますが、設定が必要ですけどお使いのpops
メールで送受信することも可能です。

多少なりとも、PCのことは時間費やしているので、一般的なことはお答えできると思
います。また何か不明な点や質問などあれば稲田までどうぞ。

-- 
====================================
稲田 登
http://oryza.verse.jp/sb2/
==================================== 

6/21 福井の塚本さんから

山下様

 丸山の水田カルチで除草を2回しました。

 田植え後6日で1回目の除草に入ったのが功を奏し、

コナギは少ないです。今は田植え後30日を超えたあたりです。

 

 結局無農薬は2.5反を2枚だけになりました。

 

 同じ除草機押し2回の田んぼでも、

1.粘土質の深田は株間の草が極めて少ない。

2.砂地の底は石が一杯の乾田では、株間にコナギ、イヌホタルイが多い。

 

そんな結果になりました。

 

春の作業が遅れて水張は5月に入ってからで、トロトロ層(ふわふわ層)が

 できる間がなかったのにいい結果が出たので、トロトロ層を利用できれば

 もっと楽になると思います。

                       塚本


6/20 長野の唐澤さんから

ご無沙汰しています。

如何お過ごしでしょうか?アドレス変更の件了解しました。

当方は6月8日に田植えが終わり(こちらの一般的な農家の田植えは5月23日には

殆ど終わっていますが)田植え後の小糠撒き(小糠を箕に入れて撒きます)も終わり

2回目のチェーン除草を始めたところです。

早い所はアオミドロが出てきてチェーンも掛けられないところが田んぼの半分ほどあり

弱っています。

6/19 やまちゃんから「メールアドレスを変更しました」
メールアドレスの変更について、BCCで案内を差し上げています。
毎日山のようにくるゴミメールに、とうとう音を上げて、変更することにしました。
お手数ですが、アドレス帳に登録してくださっているようでしたら、変更をお願いします。

 
(旧)    yamachan@vanilla.ocn.ne.jp
 
(変更後) y.a.m.a.t.y.a.n@marble.ocn.ne.jp(ピリオドを抜いてyamatyanです)
 
以上、よろしくお願いします

4/15 中出さんから「HPでの投稿は有りですか」
山下 様

塚本さんはあれ以降もHPではUPしていますね。だからそれは有りなんですか?

●やまちゃんから
塚本さんからのお便りを最後に開店休業のような状態ですが、
メールくだされば、もちろん、HPにアップさせてもらいます。

2/4 塚本さんから「歩行型の除草機を買いました」

丸山の水田除草機4条(水田カルチ)を買いました。歩行用です。

大竹のカルチとほぼ同じだと思います。

 

今年は久しぶりに一町五反を無農薬有機肥料で栽培し、

来年から転換期の有機認証水田になります。

 

頭の中ではこうすれば除草剤なしでいけるとシュミレーションができていますが、

実際は何が起こるか分かりませんが、今までみたいに糠喜びに終わるようなことは

ないと思います。

 

一月半ばから風邪続きでえらくて、もう寝ます。



11/29 塚本さんから「「クログワイとオモダカで検索してみたら・・・」

「クログワイとオモダカ」で検索してみたら、農薬メーカーの技術提供や慣行栽培の技術指導のHPで、

クログワイとオモダカ対策には秋起こしや秋の除草剤処理が有効であることが載せてありました。

やった!大発見と思ったのですが、世間では常識のことでした。失礼しました。


11/27 福井の塚本さんから「クログワイとオモダカ対策で思いつき」

自治会長の件はよかったです。固辞の一点張りという手がありましたか。生活が懸かっていますから。

 最近は田んぼの排水をするために大きな畔をつるはしとスコップで切っています。

家に帰りがけに、クログワイやオモダカの球根が出来ているかスコップで土を掘り確かめました。今は11月下旬です。

1.          9月中旬に草刈機で刈り倒したクログワイ群落は枯れたままで青い茎を伸ばさずに終わりました。土の下に塊茎もありませんでした。

2.          クログワイでたまに青い茎(実際は葉っぱか?)を少し伸ばしている株は、土の中の15センチ下に塊茎を作っていました。数は少なかったです。

 

3.          オモダカは刈り取られた後、少し葉っぱを伸ばしたものがありました。土を掘ってみると土の下10センチほどのところにたくさん塊茎を作っていました。クログワイよりオモダカの塊茎は浅いですが、少し葉っぱを付けているだけでこんなに白い塊茎を付けるのかとびっくりしました。

 

4.          よその人らの田んぼとうちの初期除草剤一回使用の田んぼを比べると、よその方がクログワイとオモダカが少なそうです。違いを考えてみました。

 

○よその人らは9月下旬から遅くても10月中旬には稲刈り後の田起こしを済ませます。私は秋起こしをしません。早期の秋起こしで塊茎ができるまでに草がすき込まれ塊茎が残りにくくなっているのではと思います。

 

○よその人らは中干をしっかりして土を固めているので塊茎は深いところにできにくくなっているかもしれません。私は中干せずお盆過ぎてから田んぼを干していたので草の根が深く入り、秋起こしもしないので土の中の深いところに塊茎がたくさんできていたのかもしれません。

 

百姓し始めのころ中干はしなかったのですが、梅雨明けから刈り取りまで田は固く干しました。昔のコンバインは田がゆるいと刈り取りができませんでした。土が固くて塊茎ができにくかったのかなとも思います。

 

乾田はクログワイが増えないのですが、これも土が固まりやすいためなのでしょうか?原因不明です。

 

クログワイとオモダカ対策に休耕して排水して田を干そうと思い畔を切っていたのですが、田をしっかり固めて秋を迎え、早めの稲刈りの後、早めの秋起こしでいけるかなと考えるようになりました。

 

以上思い付きでした。いいなと思ったらHPに載せて下さい。



10/14 茨城の鈴木さんから

翻意を求めます。
メール転送に手がかかるなら、たとえばフェイスブックのグループのような形ででも継続してほしい。とても楽しみにしています。

あ、
昨年から、こんなことをすすめています。
http://www.suzuki31.com/vegeta/2014/20140912.html

10/14 長野の唐沢さんから

山下様
 
   長野の唐沢金実です。
 
長い間いろいろな貴重な情報を戴き本当にありがとうございました。
殆どレスばかりで「HPの宅配便」を盛り上げることなく過ぎてしまったことに今更ながら
申し訳なく思う次第です。皆様の情報は見識の深さと洞察力、考察力の上で
発信されていましたので「作業報告みたいな情報ではとても申し訳ないなぁ〜」と
思いついつい発信出来ずに大変申し訳なく思っています。
山下様の米糠流し込みはメールを拝見しながら私も真似させて戴いています
400リットルのローリータンクに3袋の小糠を入れ愚妻に撹拌をお願いして
エンジンポンプで30mホースを伸ばして散水式に散布しています。
このあたりの田んぼはほとんどが正味8畝位なので2回(6袋分)も入れれば
ほぼ全面に行き渡ります。
効果のほどはところどころコナギの群生はありましたがあとはぽつぽつと10p程度の
コナギが散見されるだけでおとなしくなったなと効果のほどを確認しています。
何よりも、田んぼの中を小糠の紙袋抱えて歩き回り下半身が小糠まみれになることが
無くなっただけでも成果だと有難く感心しています。
こちらの長野県の南信地域では除草剤を撒かないと出てくるのがコナギとクログアイ、
オモダカ、イヌタビエが主で深水で稗は生えませんがいつまでもダラダラと出てくるクログアイに
悩まされていますが、今回の小糠流し込みで光が見えたのはタンクの最後の流し込みはどうしても
小糠が濃く入ってしまうこととなり、小糠の濃い所が畦際に出来てしまいました。そこが今回
クログアイの発生が少なかったと所です。きっとクログアイは窒素が多い所は発生が少ないと言う
何かの文献があったのでその効果かなと思っています。
これからも知恵を絞って励んでゆきたいと思っています。
なた何かのツールで交流させて戴けたらと願っています。
長い間ありがとうございました。山下様にはご健勝で末永く農業にまい進されることをご祈念申し上げます。
本当にありがとうございました。

10/13 京都の那波さんから「HPの宅配便の終了を知って」
山下様
 読むだけのメンバーでしたがいろいろ教わりありがとうございました。
このホームページに刺激され学校の実習用水田で無除草剤・無農薬で栽培して私たちの学校も14年。
多くを学ばせてもらいました。
「農と自然の研究所」も数年前に解散、そしてこの会も終了。でも、時代は確実に環境と共生した栽培へと
動いてる気がします。
今、ネオニコチノイド系農薬について河川での状態を調べています。どこの河川からもほぼ検出。
少なくとも私の学校では使わないようにしようと取り組んで5年。少しはその成果が現れてきた気がします。
 現場で奮闘するみなさんの声が聞こえないのは寂しい限りですが ご苦労様でした。

京都府立木津高校 農業科 那波和志

10/11 福井の中出さんから
潮時 ですか、、、。

そういう判断も有りですよね。
加齢によって状況も考え方も変わりますから、今を受け止めていいかと思います。
かく言う私も稲作りにはそのようになりました。でも、この場で熱意を持った皆さんとのやりとりに参加できたことを忘れません。

ありがとうございました。

10/11 和歌山の浜田さんから

長い間ありがとうございました。マンネリになってまだまだお馬鹿な失敗をしています。でも最初にやまちゃんのHPに出会えて勉強できたことは

私の宝です。 本当にありがとう。浜田/和歌山


10/11 福井の塚本さんから

塚本より、長い間ご苦労様でした。

 

 意外に長く続きました。

 私もせっかくの機会を作っていただいたのでできるだけ貢献しようと

私にしては力を入れてお便りを書きました。10年過ぎたら力抜けましたが。

 

 いろんな方からお返事を頂いてそれが自分一人では思いつかない答えなので

本当にありがたかったです。今もしっかりと活かせています。

 

 世話人ほどではないでしょうが、私もものすごくありがたみを感じている一人です。

 

 テーマの「除草剤を使わない・・・」ですが、このメール交換が始まったころは

真っ暗闇の真っただ中で、出口を探して必死でした。

今思うと懐かしいし、何年も暗闇の中にいる経験をしたことはとても貴重でした。

暗闇の中から抜け出た自分はそれまでとは別世界にいました。

私も心から感謝の一言です。そして悔いなく終わることができます。

いままで皆さんへというより世話人に向かって便りを書いてきましたが、

もともとそういうことをする人ではないのでこれで元のように引きこもりたいと思います。

これからも、このメール交換を生かしながらのびのびやっていることと思います。

それでは皆様さようなら。あ〜すっきりした。

 



10/10 千葉の杉野さんから

山下さま

千葉県柏市の杉野光明です。

ほとんど購読会員でしたが、いろいろと勉強させていただきました。
たいへんお世話になりました。

私自身は、除草剤を使わない稲作は現在、休止しておりますが、
また、復活して取り組んでみたいとも考えています。
民間稲作研究所の10周年記念シンポジウムで
ご一緒させていただいたことが思い出されます。

これからも現代農業誌上等で山下さまのお名前を見聞きすることも
できることと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

柏市   杉野光明

10/10  兵庫の大村さんから
山下さま

 
「HPの宅配便」終了とのこと、残念です。
ほとんど見てるだけの、僕のような人が何人もいると思いますが、なかなか手応えを感じてはもらえなかったでしょうね。
お米のことはわかりませんが、野菜ネタではずいぶん参考にして、真似させてもらいました。
削っ太郎の活用、チップソーの研磨・再利用、カボチャに防草シートを利用することなど、うちの農園の作業効率向上に大変役立ってくれています。
本当にありがとうございました。
最近は発言も少なくなっているようですし、どんなことでも永遠には続かないので、「ここらが潮時」と判断されたのなら仕方ないですね。
 
有機農業では慣行農法に比べて、除草を中心として大変な労力がかかるので、有機農業でこそ「省力化」ということをもっと真剣に考えて工夫する必要があると思います。
いろんな工夫をしている山下さんを交えて、「有機農業の省力化・私の工夫」というようなテーマで勉強と技術交換の機会を持てればと、かねてから思っています。
また機会がありましたら、いろいろ教えてください。
 
大村@明石市
10/10 やまちゃんから「HPの宅配便の終了のお知らせ」
 
2週間ほど前のことですが、パソコンの動作がおかしくなりました。
インターネットにつながらなくなったり、一部のファンクションキーが効かなくなる症状が出てきました。
購入した電気店に持ち込んでみてもらったところ、ハード的には問題ないが、
ソフトのほうで、何らかのプログラムが悪さをしているのかもしれませんねえ、という見立て。
リカバリーをかけましょうかというと、「それがいいでしょうね」というアドバイスでした。
 
パソコンそのものは動きますので、データのバックアップは大丈夫でした。
ただメールソフトが起動しないので、アドレス帳の保存が半年ほど前のものでした。
それ以上に気がかりだったのが、アドレス帳をエキスポートしていたのですが、
どうもエクセル形式で保存されているようで、「HPの宅配便」のメンバー登録しているグループ分けが復活できるかどうか、
そこが一番心配でした。
 
隣町に「パソコンのお医者さん」というお店があって、そこに持ち込んで診てもらったところ、
「メールアドレスの取り出し料」として、2万円頂戴しますと言われました。
「えー、2万円、、、アドレスだけなんですよ」
「細かい区分けがなくてスミマセン。どんなデータでも一律2万円なんです」
 
あほらしくなってというか、「HPの宅配便のメンバーは、皆さんにお便りを出して、もう一度希望者を募りなおそう」
と思って、お店を後にしました。
リカバリーは思ったよりスムーズにできて、パソコンは前のように順調に動くようになりました。
リカバリーをした時点では、「HPの宅配便」は、メンバーを募りなおして再出発するつもりでした。
ところが、日が経つにつれて、「潮時ということかなあ」という思いが強くなってきました。
確か2000年にスタートしましたので、14年になります。
 
長い間楽しませていただきました。
ありがとうございました。
 
「除草剤を使わないイネつくり」のHPは、皆さんの貴重な体験が詰まっていますので、
廃止することなく、そのまま継続していきます。
あまり更新されることはなくなると思いますが、
僕としては(個人的には)、ドラム缶施肥器ができて、米ぬか汁をそれなりに均等に流し込む流し込むことができるようになりました。
田植え直後に米ぬか汁を流し込んで、米ぬかと除草器の「複合除草」に手ごたえを感じ始めているところです。
おそらくあまり熱心にではないでしょうが、HP上でその報告は続けたいと思っています。
 
ただ、OCNのプロバイダーが、HPスパースの提供を来年2月で廃止すると通告してきています。
身勝手なふるまいだと腹が立ちましたが、致し方ありません。
新しい無料HPスパースを捜して、そこに引っ越すことになると思います。(たぶん年末頃)
 
以上、長い間ほんとうにありがとうございました。
たぶん、ぼくがいちばん勉強させてもらったはずだと、感謝です。
 
(追記)
今日、岡山の林さんからお便りが届きました。
ずるずるとあいさつを書きそびれていたのですが、
こうしてはおれんわと、やっと重い腰を上げた次第です。
林さんのお便りを、「除草剤を使わないイネつくり」のHPにアップしていますので、ぜひご覧ください。
 
10/9 岡山の林さんから「稲刈りが近づいてきました」

皆さん今晩は、
青色LEDの製造に必要なGaN(窒化ガリウム)半導体と青色発光ダイオードの量産技術を確立した日本人2人(赤崎勇、
天野浩)とアメリカ人1人(中村修二)にノーベル賞が与えられることになりました。本当に嬉しいことです。
そう言えば10年ほど前に読んだ本があったな、と本棚から取り出した一冊の本があります。
  「青色」に挑んだ男たち 中村修二と異端の研究者列伝、中嶋 彰、日本経済新聞社 2003年10月24日
青色発光ダイオードの開発にかかわった研究者たち7人の仕事が書かれた本です。もう書店にはない本ですね。
また、日経テクノロジーonline で中村修二氏の仕事ぶりがわかる日経エレクトロニクス、1995年1月30日号の記事が
読めます。http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20090601/171085/
晴耕雨読にちょうどよい読み物だと思います。

今年の稲刈りが近づいてきたのですが、台風18号で稲が倒れた田んぼがあり、去年より収量は少なくなりそうです。
更に困ったことに、今年地球上で最強といわれる台風19号が接近していることです。

林 正弘
岡山市


9/7 林さんから「イノシシ電柵用高圧発生器の改造」

皆さん今晩は、
今年の8月は雨が多く、各地で被害も多発しました。日照が少なく雨が降りすぎ、早ければ例年7月25日くらいから種子を播
けるニンジンは9月になっても播けません。地球温暖化もますます加速して、品種改良も追いつかなくなるでしょう。まだこの
程度は序の口。
大豆畑にはもうイノシシが偵察にやってきています。大きな足跡と巨大な糞を残していました。糞は牛ほどの大きさですが、
形は牛とは違いますね。豆はまだ鞘ができたばかりですが、早めに電気柵を張って防衛しなければなりません。高圧発生器
の電源にバッテリーを使うと充電が面倒なので、12ボルト、8ワットのポリシリコン太陽電池、10Aチャージコントローラー、
12Vゲルバッテリーを買って改造しました。ダイオードがないと夜は逆流してバッテリーは空になってしまいますし、過充電も
防がなければなりません。バッテリーは液の補充が必要ないゲルバッテリーを使いました。スチール椅子の捨てられていた
ものを使って箱を作り、その屋根に太陽電池をのせました。今回は2台改造しました。写真はその改造したものです。

林 正弘
岡山市

9/1 やまちゃんから「Reコナギとオモダカ」
 
こちら瀬戸内の姫路では、8月に入ってから、毎日のように曇天続きで、日照不足に気をもんでいます。
8月の5〜6日頃がコシヒカリの出穂日だったんですが、穂が出たころから早くも秋雨前線が停滞している雰囲気です。
中干しをしていないので、穂が出たら徐々に田んぼを干していかねばな、
日照り続きの暑い夏に、徐々に干していくというのは神経を使う作業で、
さあこれからその神経を使う水の出し入れが始まるぞと、気を引き締めていたら、雨続きです。
おかげで、8月に入ってから、田んぼの水入れは全くせずに済んでいます。(笑)
それでも、今コンバインが入ったら、間違いなくずりこんでしまう、田んぼの柔らかさです。
 
ちなみに姫路の観測所の8月の日照時間を調べてみたら、90時間(平年値は211時間)。
8月の降水量は295ミリ(平年値は95ミリ)
8月の平均気温は26,4度(平年値は27,5度)
ぼくがイネを作っている姫路市林田町下伊勢は、姫路の観測所があるところより7〜8キロ北の山沿いにあって、
夕立の回数もずっと多かったから、雨量も日照量もだいぶ差があると思います。
 
さて、コナギがびっしり生えているところでは、オモダカは生えることができないようだという塚本さんの観察。
ぼくの田んぼでも、確かにそうだなと、あらためて思いました。
 
田植え直後に米ぬか汁を流し込んで、除草機との複合除草、
屁理屈の上ではというか、頭の中ではしっかり手ごたえを感じているのですが、
実際の田んぼでは、うまくいった田んぼもあり、こんなはずではなかったのにという田んぼもあり、
「まあ、そう簡単に問屋は卸してくれないわな」と、思っているところです。
うまくいかなかった代表は、米ぬか(複合除草)に期待するあまり、除草機を一回しか入れなかった田んぼです。
コナギやホタルイが、しぶとく残ってしまいました。
 
それ以上に思っているのが、オモダカ。
オモダカは、代かきのあとにイモが風に吹き寄せられるのか、畔際に際立って多いのですが、
除草機を2回かけたところは、2回目の除草機が出芽し始めたオモダカにダメージを与えるのか、
除草機一回のところより、はっきり目に見えて少ないように思います。

8/30 塚本さんから「コナギとオモダカ」

 

隣接の2枚の田んぼでのことです。農薬使用はなし。肥料は堆肥のみです。

除草機を押してコナギがすくない田んぼはオモダカがわんさか生えました。

田んぼの水が落ちていて土が固くなったところを除草機を押したものの

さして効果はなく、コナギに占領された田んぼはオモダカが少なかったです。

 

以前、世話人がコナギが多いとヒエが少ないと書いていましたが、

似たような体験でした。

コナギの根の締め付けは、イネの他、ヒエ、オモダカにも厳しいのではと思います。

 

知人の田んぼですが、除草機を何度か掛けてコナギは少ないのですが

オモダカはかなり生えるという場合が多いようです。

コナギが少なくなるだけでも大いに進歩です。

 

8/27 太田さんから「HPの宅配便」入会の件
 
山下 様、cc;赤木 様
 
はじめまして。私、(実家;秋田県)太田と云います。
「HPの宅配便」私にもお送りください。
お願いいたします。
 
今年の初めに、突然、父が亡くなり、実家の田畑他、
私の相続となりました。
 
父には外の世界を勉強してこいと言われ、早幾歳、数十年。
農家を継ぐ、継がないは一言も言われたことはなかったのですが、
「俺はやりたいようにやる。後はどうでもよい、
お前の好きにしたら良い。ただ、墓は守ってほしい。」
と生前言っていたと思います。亡後、夢にも出てきました。
 
「田圃をどうするか」ネットで検索しました。(私は必死です。)
(故)井原様はじめ沢山の方々の知見を知ることが出来ました。
これも、山下さんのHPを発見したおかげです。
ありがとうございます。
(なお、実家は継ぐ予定です。また、お世話になる...ですね。)
 
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
 
秋田県 太田
 
赤木様は、父の名前で漢字一文字が同じです。
「歳」、父は「歳雄」。
これも、巡り会いなのかと勝手に思っています。
「への字」で検索したら、「田園に遊ぶ・・・」が
出てきました。
父の逝去で鬱にならずにすみました。
70歳で逝ってしまって、何も考えられない状態の中、
勇気をもらいました。
 
知らず知らずのことではありましょうが、
本当に私、元気を頂きましたので、cc;いたします。

●赤木さんから「太田様へ」
秋田出身の大田様
岡山の菜の花兄ちゃんこと赤木歳通です。
 
なにやら私の名前が出ていたので顔を出します。
お父様の享年70とは、今の時代にあまりにも若すぎます。残念なことです。
そんな折私のブログが何かのお役に立ったようで祝着至極です。
たくさん書いてきたので、どんな内容がどこにあるのか、自分でもさっぱりわかりません。
 
いずれ田んぼに帰られるようなので、その時のために今から準備されておくのも良いかと思います。
漠然と農を始めたのでは、どこかの稲作暦のとおりに踊らされる農家になるだけです。
面白くて楽しい農業を今から目指しておけばその時に背中を押してくれ、知恵となってくれると思います。
これから先、よろしくお願い申し上げます。
 
この秋から米価は大幅に下落するでしょう。すでに正月頃から秋の価格が見えておりました。
そうなった時に、自分の米を待ってくれている人がいればどんなに元気が出るかわかりません。
国土の狭い日本の米作農家が生き残る唯一の道と信じています。
私もそんな道をひたすら走りに走っております。とは言え私も明年は古希。
花盛りはとっくに済み、かと言っていぶし銀のごとく光るでもなし。
ただただ平凡に農にいそしんでいる毎日です。。。。いや、追われている毎日です。
よろしくお願いいたします。
                 菜の花兄ちゃん
 
8/7 やまちゃんから「鶏糞の効き方など」
 米ぬかや鶏糞を水で溶いて流し込む装置は、ドラム缶で一件落着になりました。
決め手のひとつに、福岡の田中の「ミニマムフローライン」というアドバイスがありました。
水槽の中に液を還流させて、鶏糞のヘドロ層を撹拌するというものです。
最終的には、水路から給水する水をドラム缶の底部に当てるようにして、
その水流で直接撹拌することになりました。
ドラム缶の底面積はコンパクトで、また丸いので、見事に撹拌され、砂なども残ることなく排出されるようになりました。
 
さて、鶏糞の効き方ですが、流し込んで、5日目くらいには早くも葉色に変化が出てき始めているように見えました。
ただ最初の色の出方は、まばらですね。
一見、肥料ムラがあるのではないかという感じに見えます。
7月25日に流し込んだのですが、今日行ってみるとほとんど平らな感じになってきています。
 
水口周辺は、やっぱり黒いですねえ。
田んぼによっては、泥の表面に鶏糞が層のように積もって見えるところもあります。
今後の課題ですね。
水口周辺の葉色の濃い部分が、大きい田んぼもあれば、小さな田んぼもあります。
これは何だろう??と思って見ているうちに、思い当たることがありました。
代かきの時、田んぼの四隅はハローの土引き板を使って均しているのですが、
四隅より、四隅から少し中に入ったあたりが高くなるように仕上がりがちです。
水口の周辺も少し高めになっている田んぼが多くて、高いものだから流れずに鶏糞がたまったようです。
 
代かきの仕方で、だいぶ変わってくるかもしれないなと思いました。
たしか、「サトちゃん」が言っていたように思うのですが、
仕上げの代かきの時に、水口から水尻の方に向かってハローで斜めに走って、水の道を作るという方法もありそうですね。

 
8/3 やまちゃんから「井原豊さんの言葉」
 
>近々、穴底植え九条太葱の除草も、ロータリー爪中央部分抜き作戦で「手抜き除草」をやってみようかと思っています。
>この作戦の為には、欲張ることなく「一条植え」が不可欠です。
>土地の利用率は下がりますけれど、なかなか畑全体が作物で埋まることが少ない「横着百姓」にとっては、良い技術だと思いますねぇ...
 
田中さんのこの言葉を読んで、20年ほど前に、井原豊さんから聞いた言葉を思い出しました。
その頃ぼくは、郷里の姫路に舞い戻って3〜4年目、
百姓と言えるほどの百姓もしてなくて、ブラブラしてる時に、
ぼくのことを「マッチポンプ」と呼ばわった農文協の後輩がカメラマンと、井原さんのところに取材に来ていました。
「飲み放題食べ放題で、一泊5000円で泊めてあげるよ」と声をかけました。
日当一万円で、自家用車の運転手兼取材助手というアルバイトをすることになって、はじめて井原さんに出会いました。
井原さんに出会ってなかったら、こんな百姓はしてなかったと思います。
 
出会って間もなくのころ、井原さんが諭すようにぼくに話しかけてくれました。
「近所の家庭菜園をよく見てみろ。茄子でもキウリでもなんでもちまちま植えとるじゃろ。
減反減反でこれだけ田畑が余っている時代に、畑の片隅に窮屈そうに作って、残りを遊ばしてる。
もったいない話だと思わないか?
条間や株間を広くするだけで、作物の育ちが変わってくる。
樹は豪快に大きくなるし、根っこもその分広く張るから、元気に長持ちするから」
 
実際、井原さんは、ナスの場合条間2,1メートル、株間1,5メートルくらいの疎植にしていました。
スーパーに、冷蔵の「井原豊の野菜コーナー」を作って、1ケ100円で大きなナスやトマトなどを売っていました。

8/1 田中さんから「Re今井さんから・大豆カルチ」
 
今井さん
 
同じような事をしている方はいらっしゃるのですねぇ...
 
同じ方式で、私はじゃが芋の初期除草をやっています。
近々、穴底植え九条太葱の除草も、ロータリー爪中央部分抜き作戦で「手抜き除草」をやってみようかと思っています。
この作戦の為には、欲張ることなく「一条植え」が不可欠です。
土地の利用率は下がりますけれど、なかなか畑全体が作物で埋まることが少ない「横着百姓」にとっては、良い技術だと思いますねぇ...
 
台風12号の影響で少し雨が降っていますので、次週の雨上がりがチャンスかな?
畑が乾燥しすぎで、我が家の非力な15馬力トラクターでは刃が立ちそうでなかったので、台風による「恵みの雨」かも???
 
以上 田中

7/31 今井さんから「大豆カルチ」
 
神奈川県の今井です。今年は稲作りはあまり進歩がありませんが、
大豆の除草を考えました。
11馬力の乗用トラクターで播種後1週間の大豆のカルチを試みました。
ロータリーの爪を内盛り耕セットして、真ん中の爪を6本取りました。
土の表面2センチくらいを(実際に測っていません)ロータリーでひっかくように
ロータリーの深さを調整して、固定。均ぺい板を上げて、大豆を潰さないようにする。
内盛り耕で大豆をまたぎ、ロータリ―を正転で回転させると大豆へ土寄せができます。大豆をカルチ
しないように爪を抜いてあります。あまり土がかかってしまうと播種1週間の大豆を潰してしまうので、
その調整は1ロータリーの深さ2PTO回転数3車速で調整します。
 
冬に小麦でも、小麦を引っ掻かないようにロータリーの爪を抜き除草できました。
来年はコナギで困る田んぼだけ、一部、米の直播きでやってみたいです。
 
7/29 やまちゃんから「流し込み施肥の味を占めたら、、、、」
 流し込み施肥の味を占めたら、、、、老体の身にとっては止められまへん(笑)
今日は、里芋の黒マルチをはがして、鶏糞を肩に施して、土寄せをと思って畑に出かけました。
暑いし、この作業を全部やるのはしんどいなと思いつつ、マルチをはがしていました。
「そうや!」と気が付いたのが、流し込み施肥でした。
谷水を入れる時に、鶏糞をどばどばと流し込んでやればOKなんです。
ということで、土寄せまで済ませて、涼しいうちに引き上げてきました。
 
キウリやナスなどの追肥も、今年は鶏糞の流し込みで済ませています。
黒マルチを張って、谷に雑草対策のため50センチ幅の防草シートを張っています。
去年までは、防草シートをはずし、黒マルチをめくってその下に鶏糞を置いて行っていました。
今年は、防草シートの下に灌水ホース(パイプ)を差し込んで、灌水しながら、鶏糞を水の上にこぼすだけです。
以前は臭い対策のため、鶏糞を施肥したら、マルチや防草シートをもう一度かぶせていましたが、その必要もありません。
らくちんらくちんになりました。

7/28 やまちゃんから「流し込み施肥装置(再考)」
 
25日に晩生のヒノヒカリに鶏糞の流し込み施肥をやりました。
出穂の30日ほど前で、反当り90キロくらいの鶏糞で、窒素成分にして約3キロ。
田植えのひと月前に約N3キロの鶏糞、田植え直後にN2キロの米ぬか、
ヒノヒカリは肥くいですので、葉色を見ながらもう一回8月の中頃に流し込みをやるかどうか?
最高気温36度というくそ暑い中で、ともかく大仕事をやり終えることができました。
早生のコシヒカリの葉色を見る限り、
さすがに水口周辺は黒々していますが、全体的にはまあ上出来じゃないのいうくらいの平らさです。
 
1,2トンほどの容量のコンパネの水槽に、40ミリのエンジンポンプをフル回転で給水しながら、鶏糞をどんどん投入していきます。
給水の水の吐出口を、水槽の底に当てていますので、その水流の勢いで鶏糞が撹拌され、
詰まることなく、40ミリの塩ビのパイプを通って水口に鶏糞水が自然落下していきます。
2反5畝ほどの田んぼで、約1時間の作業、
ややもすると、給水を上回るくらいの勢いで鶏糞水が出ていきます。
ポンプの能力が200リットル/分くらいのようなので、
10トンほどの水で200キロ余りの鶏糞を溶かして流し込んだ計算になります。
作業の後半の主な仕事は、水槽の中に堆積した鶏糞や砂を、撹拌棒(板)でかき回すことでした。
大量の水で薄めて流し込むから、アバウトにやってもだいたい均等に広がってくれるんだろうな、
などと思いながら、やっていました。
 
ドラム缶に代わって、型枠用の塗装コンパネを使って大きな水槽を作ることを思いついた時、
1トンもの水で希釈すれば、エンジンポンプで分けなく噴射できるだろう、
我ながらいいこと思いついたと、自画自賛していました。
ところが、スラリーはなかなか手ごわく、エンジンポンプで悪戦苦闘して、
夕方暗くなっての雨の中、水槽の中に鶏糞水を入れたままにして帰るに帰れず、
ええいくそと、ポンプを外したら、すごい勢いで噴出してくるので、自然落下方式に気が付いたという次第。
楽になりました。
自然落下方式にするなら、ソケット、エルボ、塩ビパイプというシンプルな組み合わせで行けるし、
この装置、一件落着だなと思いました。
 
ところがところがです、
一昨日、あまりの暑さに、日中は昼寝してるほかないと、ごろごろしていて、
「おい、待てよ、、、自然落下方式なら、大きな水槽でなくても、200リットルのドラム缶で充分じゃないか?
いや、ドラム缶の方が使い勝手がいいんじゃないか?」
という疑念が出てきたのです。
水槽の高さは75センチ、ドラム缶は90センチあります。
水圧による自然落下の水量はほとんど変わらないはずです。
ドラム缶の底に給水の吐出口を当てて、水流の勢いで撹拌すれば、
小さい分だけ水流で全体に撹拌できて、ひとの手で撹拌する必要もなくなるんじゃないか??
移動も楽だし、、、、、時間も短縮できるかもしれない???
 
ということで、イメージを絵にして書いてみました。
またドラム缶に戻るとはね、、、、

7/26 高谷さんから「HPの宅配便」入会希望
 
山下さん、初めまして。
私はHP「除草剤を使わない稲作り」の愛読者で、姫路で「しらさぎ法律事務所」
を経営している弁護士です。
 
家族分と従業員分の稲作を目指しています。
今のところは家族分だけですが、この秋から従業員の昼食用白飯を用意できそうです。
 
無農薬・無除草剤・無化学肥料(緑肥)・天日干し米にこだわって実践していま
す。情報収集のためにも「HPの宅配便」入会希望します。よろしくお願いします。
 
高谷武良

7/21 小谷野さんから「HPの宅配便」(手作りメーリングリスト)の会員希望
 
山下正範様
 
今年で稲作り4年目になります。
妻の実家が栃木市西方にあり、そこで米作りをしています。
自分で出来る広さのところだけ、家族のための米作りです。
毎年、倒伏して散々な目にあってます。素人のため原因が分かりませんでした。
去年は倒伏がひどく、半量しか取れませんでした。
去年の様子を見て、ガスが湧き出すのと、中干し しないせいと思い、今年はガスを出
 
すために、草を取りながら、条間を歩きガスを出し、中干しをしています。
そのためか、ガスのため稲が浮き上がることもなく推移しています。
冬水田んぼで、肥料は全く使いません。
今年は稗がはびこり、稗取りで苦労しています。
 
栃木県芳賀郡益子町
小谷野 雅雄
 
●やまちゃんから小谷野さんへ
 
小谷野様
 
「HPの宅配便」のご希望、ありがとうございます。
ただ今、昼寝から覚めたところです。
当たるも八卦の感想ですが、冬水田んぼでしたら、イネの株元がぐらぐらで倒伏しやすいのかもしれませんね。
冬水田んぼができるのでしたら、きっと水持ちがいいのでしょうから(水の心配がない)、
 たまには、少し干し気味にしてやった方が土に酸素が入っていいかもしれませんね。
 
それとヒエのことですが、「除草剤を使わないイネ作り」のHPの別バージョンで、
過去にヒエについていろいろ語れています。
http://goo.gl/zc4zt
上記の「ヒエ対策」を、もしご覧になっていないようでしたら、どうぞ。
 
さて、小谷野さんからのメール、HPの宅配便及び「除草剤を使わないイネ作り」のHPでオープンにさせてもらってよろしいでしょうか?
それとも、やめておきましょうか?
なお、今後小生にメール下さるとき、オープン不可の時は「私信」とか「オープン不可」と書いてください。
 
●再び小谷野さんから
 
メールありがとうございます。
 
メールはHPオープンで結構です。
 
今まで倒伏については全く見当違いのことをやってきました。
自作の不完全なマイクロバブルの水を加えたり、給水に磁石を通したり
稲が欲していることとは違うことをやってきました。
ヒエについて色々HPをみていて、深水がいいと分かりました。
今年はいい加減に代掻きしたため、高低差が激しいままで田植えしたのが
一因だとわかりました。
高低差をなくすことが、こんなに大切なこととは思いませんでした。
稲を見ても何をどのように見るのか、これから勉強です。
でも、年が年ですから、あと何回稲作ができるか というところです。
益子町 小谷野雅雄
 
7/13 中出さんから「Re 長靴の話」
 
自分に関心がある内容にはすぐ反応する中出ですからしゃしゃり出ます。

耐油(性)の長靴を2足所有し使い分けています。
膝下近くある長さの白色の物と、ふくらはぎ半分ぐらいの長さの黒色の物の2足です。

耐油(性)の長靴は比較的高価ですが丈夫で長持ちする。しかし、重い。
軽量長靴も持っていますが、柔らかすぎて斜面での使用時にはふんばりが効かないし、部分によってはひび割れが早い。という印象をそれぞれに持っています。

使い分けは、それを履いての作業によって行い。たとへば草刈りのような重作業時は耐油(性)を履き、田んぼの水回りのような歩くことが多い時は軽量長靴を使用します。
で、雪のある冬はどうかというとどちらも使いません。
どちらも冬には冷たいので(使用済みだから)冬対応の長靴を使います。
一応雪国なんで、、、。

*** 中出 ***

7/13 やまちゃんから「長靴の話」
 
田植え靴でなく、長靴の話なんですが、3〜4年ほど前の話です。
ぼくの長靴が、胴割したりひびが入ったりして、1年と持たないことが続いていました。
同僚の岡田さんに聞いてみたら「そんなことない、これは3年ほどはいてるが、何ともない」という。
「どこで買ったの?」と聞くと、「もちろん職人の店、ホームセンターなんかでは買わない」と言います。
ぼくのは、ホームセンターで上等そうなのを買っていました。
靴に書いてあるメーカーの名前を憶えて、行きつけの職人の店で探したら、同じ品がなかったので、
アキレスのワークマスターという長靴を買いました。
http://achilles-webshop.com/SHOP/TWB2100.html
それ以来、その長靴を履き続けていますが、びくともしません。
もっとも、最初に買ったのは、泥田に入ることを思って、ちょっと窮屈な26センチ。
今は、27センチのゆるゆるに、フエルトの靴敷きを2枚重ねにしていますので、2足目ですが、、、
どちらも破れていません。
 
田植え長靴も、メーカーによって耐久性に違いがあるかもしれませんね。
 
7/12 田中さんから「Re田植え靴」
 
私も中出さんと同じ田植靴を使っています。それに加えて足袋形状のものも使っています。
ミニエースで長時間田圃内ウォーキングをする時は、足袋型のほうが「足抜き」が良い感じがしますし、疲れ難いように感じます。
 
どちらの靴も管理が悪くてひび割れが多数発生してしまい、今年はボンドG17とゴム板を活用して「補修」をしながら使っています。
累計して一年あたりに一週間余り程度の時間しか使用していないので、小さなひび割れだけを理由に廃棄処分とするには少々心苦しいもので...
 
直射日光が当たらない場所でくるぶしより少し上の部分が「折れ曲がらない」状態で保持するとひび割れ発生の可能性が低減出来るように思えます。
愚妻の田植靴はブーツ内部に筒形にした紙の支えを入れて、直射日光が当たらない場所に置いているので、全く「ひび割れ」が発生していません。
 
尤も、愚妻の田植靴は今年度は皆目試用していないままですけれどね....
 
補修を終えた私用の「田植靴」は、大き目のダブルクリップとフックを使ってぶら下げて置くようにしています。
こうすると、ダメージが最少になるのではないかなと思います。
 
以上 田中

7/11 中出さんから「田植え靴」
懐かしい人たちが出てきましたね。

「田植え靴」の脱着時のイライラ、よく分かります。
私は、コ?シンというメーカの「田植え靴」を偶然手に入れてからそれは無くなりました。
添付写真の左がコ?シン製で、右がそれまで使っていたフクヤマ製です。

サイズはコ?シンが25.0でフクヤマが25.5となっていてますが、全体的な大きさはコ?シンの方かと思います。
使用感はどちらも大差はありませんが、脱着時のスムース感の差は大きいです。
購入時に見た説明書きには容易な脱着を述べていて、比較すれば決して安くない物でしたが迷わず買いました。それが、今となっては良かったと思っている物のひとつです。

大西さんも言われているように、メーカーも工夫をしているようです。
常にアンテナを張って自分に合うものを探してはいかがでしょうか。

*** 中出 ***

7/10 大西さんから「田植え靴の紹介」

安物の田植え靴をつかっていたころ、靴の着脱が原因で、田植えや草取りが大嫌いでした。

最近は、靴屋さんもいろいろ工夫をしています。

私は、アトム株式会社の「らくらく長靴大地」を使っています。

ぜひ試してみてください。

http://www.atom-glove.co.jp/info/081008.html

7/10 笹村さんから「赤木さんからの田植え靴情報」
 

赤木さんありがとうございます。

 

田植え靴の脱ぎ方の情報、ありがとうございます。

田植え靴を脱ぐのことでは、四苦八苦苦労していました。

早速、スーパーの袋を両足にかぶせて、2日試しました。

中で靴下がぐっしょり濡れていましたが、

田植え靴がするっと、嘘のように脱げました。

有難いことです。

 

疲れ切ったときには、ハサミで切って脱ごうかと思ったほどでした。

ナイロン靴下がいいとか、水をホースで入れればいいとか、

色々言われてやりましたが、

単純なビニール袋に、全く思いつきませんでした。

言われてみれば当然のようなことが、発想の盲点に入っていました。

心よりお礼申し上げます。

 

笹村

 

7/9 やまちゃんから「自然流下式で初めての満足感」
 
赤木さん、
あの頃は、エンジン付きの歩行型除草機を押していた頃でした。
泥田に足を取られないよう、ぴちぴちの田植え靴を履いていました。
最近は欠株あっても補植に入らないというグータラ百姓ですので、
27センチという大きめの長靴にフエルトの靴敷きを2回重ねではいて、クッションを和らげています。
2畝たらずの小さな田んぼの田植えの時は、ビンや缶の心配がないので、長靴を脱いで素足で手植えしました。
素足がやっぱり気持ちよかったです。
 
笹村さん、
欠ノ上田んぼはのどかで気持ちよさそうな田んぼですねえ。
老後に仙人になって遊んでみたいなと思うような田んぼですね。
10軒ほどの家族で、何年もにわたって作り続けておられるのは、うらやましい限りです。
鶏糞の砂、ぼくもね、ケージ飼いの鶏が土を食べるのかなあ、などと思いながら書きました。
同じホームセンターの鶏糞を買い続けているせいでしょうが、毎回大量の砂です。
目方にしたらたぶん1割はあると思います。
鶏糞はねえ、ぼくはやっぱり水に溶けやすいと思っています。
田んぼに入ったら、米ぬかのようにヘドロの層ができるようなことはありません。
苗代の追肥では、見事に茶色い水になって均一に広がり、苗の葉色にもムラができませんでした。
まあ、もうちょっと観察を続けてみます。
 
さて、昨日「またまた作戦変更」の「自然流下式」でやってみたのですが、ばっちりでした。
40ミリのエンジンポンプをフル回転させて水槽に給水しながら、鶏糞を投入し続けたのですが、
給水より、ややもすると排水の方が多い勢いで鶏糞液肥が田んぼの水口に落下していきました。
水槽内の取水側のエルボプラス40センチほどのVUのパイプをやや上向きにセットしたので、
鶏糞のヘドロの層で目詰まりすることもなく、
水路からの給水する水の勢いで水槽内の鶏糞を撹拌しながら、同時にぼくも撹拌板で撹拌し続けていましたので、
砂も一緒に水口に落ちて行って、作業が終わったら水口に砂が山のように(小山のように)堆積していました。
 
この「自然流下方式」、来年の米ぬか汁の投入でもやっていそうな気がしています。
ぼくは、エンジンポンプを使うことを前提に水槽を作りましたので、
バルブソケットやゲート弁等々やたらと配管部品をたくさん使っていますが、
自然流下方式でやるなら、ソケット(直管と直管を直列につなぐ数十円の配管部品)と、エルボ2ケ、
それに薄手のVUのパイプだけで済みますね。
流出を止めるのは、エルボ+パイプを水面より上に向ければ止まります。
まあ、キャップもないより、あったほうがいいかな。
 
はじめてストレスなしに、鼻歌まじりで作業していました。
終わったら、どっと疲れを感じましたけどね(笑)

7/8 笹村さんから「鶏糞には一言あります」

あしがら農の会の笹村です。

いつも興味深く、試行錯誤を読ませていただいています。

 

養鶏を長年やってきたので、鶏糞には一言あります。

鶏糞は様々に使って来ました。

なんで、鶏糞が米ぬかより水に溶けやすいと考えたのでしょうか。

鶏糞は様々な物が混ざっていて、溶かしてノズルから出るとは到底思えません。

 

鶏糞は当然、餌によって、また飼育法によって、変わります。

砂があると言うのは、土を食べているからではないとおもいます。

放し飼いの鶏であれば別ですが、普通放し飼いの鶏の鶏糞が売られているとは思えません。

 

餌に砂を混ぜて増量し、餌の量や重さをごまかしているのだと思います。時々聞く話です。

但し、小石を与え砂袋に小砂利がある状態を作りますが、それ程の量ではないです。

 

私は米ぬかの代わりに、ソバカスでやります。これは1反に配布するのに、5分あればできます。

軽いものですから、力もいらないです。そばのカスが手に入るかどうかは別ですが。

簡単にできるので、少しづつ天候や生育の様子、雑草の様子を見ながら風上に撒きます。

忽ち2反1枚の田んぼ全面に広がる経験をしています。

 

表面を浮遊するからです。天候によりますが、1週間浮遊しています。

そして田んぼ全面に沈み、トロトロ層を作る効果を上げているようです。(仮説観察中)

抑草効果は米ぬかに勝るとも劣らないと思います。(仮説観察中)

田車で転がしをやります。

 

http://blog.goo.ne.jp/kakinouetannbo

田んぼの写真が出ています。

殆ど草は無いです。ヒエはまだ一本も見ていません。

こなぎが少しある程度です。

 

7/8 赤木さんから「田植え靴」
 
山下様
 
 ご無沙汰しております。このメールは私信でも公開でも構いません。
情報発信はたまのブログ更新だけで手一杯。
なんでこうも忙しいのかと、自分を責めたくもなります。
夜なべのない夜なんて考えられないほどです。
こうしてメールを打つのも日付が変わった以降です。
 
 さて、ずっと以前に、田植え長靴を脱ぐ時に四苦八苦して、挙句の果てに足がつったりして・・・・
なんてことを話されていたのを思い出します。
私の場合は暑いので素足のまま履きます。
すると脱ぐ時には足の甲の部分がゴムと摺れて、皮が剥けるのではないのかと思われるほど痛いのです。
履くはよいよい、脱ぐのが怖い〜っと歌になるほどでした。
きっとソックスを履けばいいのだろうとは思うのですが。
 
 近所の方から、ビニール袋を足に被せてから長靴を履けば、脱ぐ時に楽だよと聞かされました。
確かに脱ぐ時に何の苦労もいりません。するっと足が抜けるのです。
できるだけ軟らかいビニール袋が履き心地が良いようです。
今はもうそんなことないよと仰るかも知れませんね。
何かの参考になれば祝着至極です。
 
 溶かした鶏糞の撹拌は、もし100Vの電源があるならペンキ屋さんが使う撹拌スクリューを、
電動ドリルの先につけて水中で回せば、底まで撹拌できます。ドリルはすこし強力なものがいいです。
私は手作りのスクリューですが、1?程度の水なら渦を起こし音を立てて回流します。参考までに。
田中さんのポンプの起動のお話しは、過去の経験からよくわかります。
ひとかかえ出来ないほどの太いパイプで流送するときの起動は、吐出し弁の開閉を間違うと大変なことに
なりますからね。
 
 折を見てまた発信させていただきます。
 
                             赤木歳通
 

7/7 やまちゃんから「またまた作戦変更」
 
一昨日に書いた「作戦変更」のもくろみで、小雨降る中、昨日鶏糞液肥の散布に出かけました。
結果は惨憺たるものでした。悪戦苦闘そのものでした。
雨が降っていたので、田んぼの周辺に人影もなく、よかったです。
人通りがあれば、何をあほなことであたふたやっとるんじゃと、物笑いのネタになるところでした。
 
想定外というか、悪戦苦闘の原因はいくつも考えられます。
まあ、写真をまずご覧ください。
軽トラに乗った水槽、その底にたまった砂、16袋の鶏糞の中にこんなに砂が入っているんですね。
体積にして一袋くらいはありました。鶏は餌を食べながらずいぶん土も食べてるもんですねえ。
そして、鶏糞の中に入っていたワラ屑で目詰まりした散水ノズルの3枚です。
 
(1)鶏糞は米ぬかより水に溶けやすいと思っていたのですが、
底にヘドロのように堆積した鶏糞は、手ごわかったです。
最終的に言えば、鶏糞は米ぬかより水に溶けやすいという気持ちに変わりはありません。
ただ、米ぬかは水に浮く傾向があるに対して、鶏糞は沈もうという傾向がありました。
 
(2)田中さんに教えてもらった「ミニマムフローライン」は早速取り入れたのですが、
手持ちの13ミリのビニールホースを使えるようにと、40×13のチーズを使ったため、細すぎたのでしょう。
機能してくれませんでした。
「吐出の半分くらいの直径があれば十分でしょう」という田中さんの助言を聞かなかった付けがまわりました。
 
(3)米ぬかの時には散水ノズルが目詰まりすることはなかったのですが、
鶏糞の場合には、ワラ屑などが詰まって時々出なくなったりしたことがありました。
 
(4)鶏糞液肥が薄い時は、エンジンポンプも順調に動いていたのですが、ドロドロに近いような濃い液肥になってくると、
ポンプはまわっているのですが、液肥が出てこないというようなこともありました。
 
まあ他にもいろいろありまして、
予定の2時間はとっくに過ぎて、しょぼふる雨や汗、鶏糞のとび汁などでびしょびしょになって、
もうやめよう、また後日だと思ったのですが、
水槽の中には、まだまだたっぷり鶏糞液肥が残っています。
これを処理しないことには、仕事を切り上げることができません。
なかば業を煮やして、水槽の吐出口にサクションホースをつないで、出口を田んぼの水口に向けたところ、
どぼどぼと勢いよくながれ出てくるではありませんか!!
エンジンポンプで吐出するよりはるかに勢いよく出てきているように見えました。
 
なんじゃこれ?と帰り道の軽トラの中で考えた作戦変更が、以下の案です。
絵にしたほうがわかりやすそうなので、漫画を描いてみます。
 

1枚目が「自然流下」の絵です。40ミリのパイプで、水口の水のところに鶏糞液肥を自然流下させます。
2枚目「吸い込みノズルの位置」の絵は、エルボを使って鶏糞のヘドロ層より上の液肥を吸わせるようにします。
これでバルブ等での目詰まりは防げるように思います。
3枚目は、田中さんの助言をヒントに、水路から入水する場所を変えました。
水槽の底の部分に水を噴出させ、水の勢いで鶏糞のヘドロ層を撹拌し、流動化させようと思いました。
 
今度はうまくいくように思うんだけどねえ。
さてさて????

7/7 田中さんから「ミニマムフロー解説図」
 
(やまちゃんから・おことわり
困った時に電話で教えてもらうことがあるかもしれないのでと、田中さんに携帯の電話番号を教えてもらっていました。
昨日、底にたまる鶏糞のヘドロの層がなんかやばそうだなという不安があって、
田中さんに初めて電話してみました。
すると、ミニマムフローと言って、吐出する液の一部をタンクに戻してタンク内の液を撹拌する方法を教えてくれました。
絵に描いて送ってあげるとメールを送ってくれました。
私信の形で送ってくれたのですが、オープンOKの了解をいただきました)
 
山下さんへ

 
頭書の件、添付ファイルを参照下さい。
昔ながらの悪筆で読みにくい箇所が有るかも知れませんが、判読困難でしたらお電話を戴けると幸いです。
 
ミニマムフローのラインサイズはポンプの形式にもよりますが、農業用のエンジンポンプの場合だと吐出ノズルの半分程度の直径であれば十分ではなかろうかと思います。
 
ホームセンターで見かけるありふれた異径ティーとバルブを組み合わせれば、製作するのはそんなに難しい事では有りません。
 
御検討下さい。
 
(追伸) 
なお老婆心ながらポンプの運転方法について少し補足説明をしておきます。(もし熟知されているようだったら、御容赦を...)
 
一般的な電動機駆動の渦巻きポンプは、ポンプ吐出弁を全閉かつミニマムフローを微開で起動します。
ポンプ吐出弁を全開のままでモーターを起動すると、急激に液体が流れてモータートリップに至る可能性がある故に、このような起動を行います。
 
山下さんがお使いのポンプはエンジン駆動とのことですので、エンジン起動時にはアクセルが全開では無いと思いますので、吐出弁が全開であってもエンジンがストールする可能性は低いと思いますが、念のためにミニマムフロー側の弁を1/4〜1/2ぐらいの開度で吐出弁を全閉の状態でエンジンを起動することをお奨めします。
 
その後、エンジンを定格回転まで上昇させた後に、吐出弁を少しずつ開いていきます。この時点で吐出圧力低下や著しい流量不安定があるようでしたら、ミニマムフローラインのバルブ開度を調整していきます。
 
ミニマムフローラインを利用して、タンク内の液攪拌を試みるのであれば、ポンプの吐出弁を絞り気味でミニマムフローラインのバルブを少し開き気味のバルブ調整が良いのではないかと思います。
ミニマムフローラインの先端でタンク内に戻す位置がポンプ吸い込み口に近接していて、尚且つミニマムフローラインの流量が多い場合には、ポンプ吸い込み口に気泡を巻き込む恐れが高いので、出来るだけ離れた位置にミニマムフローを戻すように工夫されますように!
 
以上 田中

7/5 やまちゃんから「鶏糞液肥の作戦再変更」
 
鶏糞液肥の田んぼへの注入の筒先を、ストレーナー(重り付)に変更するつもりでした。
その狙いは、ストレーナーの方が、穴が多いので吐出量が多くなって能率アップにつながるだろうというものでした。
よくよく考えて、思い直して、能率アップもいいけど、水に溶けやすい発酵鶏糞なら、
自在散水ノズルを使って、水口の先にシャワーするほうが、均一に広がりやすいんじゃないか、
そんな風に思い始めました。
 
そこで今日、自在散水ノズルを使ったら、どれくらいの能率になるか、テストしました。
200リットルのドラム缶に鶏糞1袋(15キロ)を溶かしてのテストです。
鶏糞の溶けやすさを再確認するためのテストでもありました。
 
場所は、自宅近くの野菜畑。
写真の絵のように、キウリネットの谷に敷いた50センチの防草シートの下に散水ノズルを差し込んで、注水しました。
去年の6月にモロッコインゲンを作り、その後夏秋キウリ、エンドウ類を作り、
この6月から、同じネットを利用して四角豆、ニガウリ、夏秋キウリを作っています。
エンドウを定植した後施肥していないので、鶏糞を液肥で注入することを思いつきました。
200リットルを吐出するのに、2分弱。
1トンの水槽にすれば10分弱。悪くない能率です。
 
約2反の田んぼが40メートルほどの間に、とびとびに3枚ならんでいます。
今回は窒素成分で3キロの追肥をしたいと思っています。
鶏糞の袋には窒素成分3,2パーセントと書いてあるので、1袋(15キロ=90円)で窒素500グラムです。
2反に対して12袋やる計算になるので、1トンの水に4袋溶かして3往復しようと思っています。
 
課題も見えてきました。
鶏糞は思った通り、米ぬかより水によく溶けてくれたんですが、
吐出し終わった後のドラム缶をのぞきこんでみると、
ヘドロのような鶏糞が、底に数センチほど積もっていました。
それなりによく撹拌したつもりだったのですが、、、、
コンパネ枠の水槽でも同じ現象が出るはずです。
奥方に助っ人をお願いして、撹拌係をやってもらえば簡単に解決する問題ですが、
今回は、できればひとりやり切れる方策を考えたいと思っています。
 
さて???

7/1 塚本さんから・籾殻堆肥と除草機の合わせ技」

「籾殻堆肥を元肥に散布+田植え後に除草機

(必要な条件は田植え後は速やかに水を張ってその後は土を長時間出さない)」

 

 籾殻堆肥の量が少ないと効果が薄いですが、今年は一反に400?以上の籾殻堆肥を入れたら土が柔らかくなって、除草機の効果が発揮できたなという感じでした。

これからこのパターンで行きたいと思います。

 

 今年の上記のような管理をした田んぼは、田植え後のコナギの生え方がゆっくりで、生えた数も少なかった。田植え後一か月くらいして初めて手押しの除草機を押しましたが、除草効果がありました。さすがに田植え後一か月後の除草機押しでは草がたくさんあることには変わりありません。来年はもっと早く除草機を入れたいです。


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